• テキストサイズ

待つ宵 揺らめく水面

第1章 花信風 滝澤 /平子




後、2日で作戦決行。

篠原特等からクインケを貰った。

お前には当日銃のタイプで遠くからの援護をお願いする。
と、言い渡された。

私は血が苦手なので接近戦の刀タイプではなく、代わりに射撃の腕を磨いていた。

実戦経験は少ないけれど、やるしかない。

先輩が今夜は私の家に来てくれる約束をした。

少し遅くなると連絡があったので、軽い晩酌セットを準備しながから待った。

少しして先輩が来た。


「お疲れ、飲み物買ってきた」
「わ!お疲れ様です!ありがとうございます!」
「後で一緒に飲もーぜ」
「ふふ、はい♬︎」
「なんかいい匂いする」
「先輩先ご飯にする?」
「ご飯貰おうかな、ちょっと腹減った」
「はーい!用意すぐ出来るから座っててください」


キッチンで準備をしてたら、先輩に後ろからぎゅうって抱きしめられた。


「?先輩」

抱きしめられた腕を握って問いかけたら、ますますぎゅうって力が篭った先輩。

「俺、頼りないけど絶対お前のこと守る」

「…先輩、頼りないなんて思った事ないよ?いっつも先輩は守ってくれてるもん」

「…、俺、お前と過ごす時間がすごい大事だ」

「私もです。先輩の傍にいれて幸せ」


先輩と目が合って、2人で微笑みあった。

それから先輩は美味しい美味しいってご飯食べて、2人でちょこっとお酒を飲んだ。


まだ、キスより先にはすすんでない。
/ 67ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp