第49章 闘いの終わり
『姉さん…私やり遂げたよ。私の仲間たちが姉さんたちの仇を取ってくれた。元凶である鬼舞辻無惨も倒したよ。私、わた…し…、』
杏は震える声で必死に言葉を紡ぎながら姉たちの着物をぎゅっ、と握る。
『わたし……、がん、ばった…よね??』
そんな杏から身体を離し、涙を零す杏の顔を優しく見つめる姉たち。
も「なに、言ってるのよ。当たり前じゃない。」
つ「杏は頑張ったよ。ずっと、ずっと見てたよ。」
ゆ「杏ちゃんすごかったわ。仲間たちを守って、守られて…本当に素敵な仲間に出会えたのね。」
百合は杏の頭を優しく撫で、流れる涙を拭う。
そして頬の傷にそっと触れた。
ゆ「痛いわよね。」
『大丈夫だよ。すぐに治療してもらえたから傷も残らないよ。』
百合の心配そうな声音に杏は笑顔を見せる。
『あちこち傷はあるけどこれは勲章だもの。しっかり治療してもらえてるし、跡は残らないかもしれないけどね。』
杏は巻かれた包帯に触れながら話す。
しかし、百合の顔色は一向に晴れない。
椿と紅葉も不思議そうに姉を見守ってきたが、百合が搾り出すように呟いたその言葉に目を見開いた。