• テキストサイズ

【鬼滅の刃】復讐の血桜 

第49章 闘いの終わり



そんな優しい息子へ、母は言葉の真意を伝え始めた。


「駄目なのよ…みんなと同じ所へは行けんのよ…。我が子を手にかけて天国へは…。」


そう言いながら空いた方の手で顔を覆った。


母がなりたくて鬼になってしまった訳じゃないことも、鬼となったら見境なく人を襲ってしまうことも、柱である不死川はよくわかっている。


母だって例外じゃない。


だからこそ、不死川は家族の誰も母を責めないと分かっていた。


けれど、大切な人を失った側の気持ちも、大切な我が子を殺めてしまった母の気持ちも、痛い程によく分かる。


だからこそ不死川は母の手を離すことなく、穏やかに微笑んだ。


不「…わかった。じゃあ俺はお袋と行くよ。俺があんまり早く行ったら、あいつらも悲しむだろうし…お袋を背負って地獄を歩くよ。」


けれど、それは叶わなかった。


──ガシッ


「放せ、志津は俺と来るんだ。」


そう言って、不死川と母志津の手を引き離したのは顔に傷のある大男。


ギロッと不死川を睨む目が自分と嫌なほどそっくりだった。


──ドンッ


そのまま体を突き放された不死川は真っ暗闇の中へ落ち始める。




/ 1309ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp