第49章 闘いの終わり
「ウオオオオオオオオ!!!!」
無惨が灰となった姿を見届けた全員が口々に雄叫びをあげる。
あるものは肩を抱き。
あるものは涙をこぼし。
あるものは拳を天高く掲げ。
昂った気持ちを抑えられない者たちが口々に勝利を噛み締める。
「うわああああ!!」
「倒した!!無惨を倒した!!」
「無惨が死んだ!!」
喜びを噛み締める隊士たちの姿を見て、輝利哉さまはガクッと今まで力んでいた力が抜けた。
「お館様!」
輝「怪我人の…手当てを…。」
駆け寄る妹や槇寿郎達に支えられながらも彼は怪我人の事を誰より心配していた。
そんな輝利哉さまの声は、愈史郎の目を通じて現場にいる隊士たちへと伝わっていた。
「終わりじゃないぞ!!立て!!怪我人の手当てだ!!」
「急いで救護に回れ!」
「泣くな馬鹿!!しっかりしろ!」
抱き合って喜んでいた隊士たちはその声に慌てて立ち上がり始める。
悲「よせ、薬を使うな…。」
隠「ひ、悲鳴嶼さん…。」
救護に向かった隊士たちの何人かが悲鳴嶼の元へ駆け寄り手当てしようとしたところ、彼に止められてしまった。