第48章 陽光差す刻
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『うぅっ…』
杏(くるしい…押し潰されてしまいそう。)
無惨の中に飲み込まれてしまった杏は全身にかかる圧力に顔を歪める。
どうすればここから出られるのか、そう考えていると何となく、寒気を感じた。
杏(なに…??なにかが気持ち悪い…。どうして…。)
そう考えていると、耳元であの憎い声がした。
無「やっと私の中に来たな。"青い彼岸花の娘"よ。」
『無惨…!!』
振り返ることはできないが、鋭く睨みつける杏。
しかし、無惨の次の言葉に思わず目を見開いた。
無「しかし流石だな。私に取り込まれている感覚がわかるのか。」
『は…??』
突然のことに杏は頭の中が混乱する。
杏(どういうこと…??取り込まれてるって、………私は今此奴に喰われている、ということ…??まさか、先刻感じた違和感の正体はこれ…!?)
サァッ、と青ざめる杏。
手元には武器もなければ、圧力によって指一本動かせない状態。