第48章 陽光差す刻
不「しぶてェんだよ!!さっさと塵になりやがれェ!!」
冨「不死川!!」
血を流しながら地面に転がる不死川に弾き飛ばされていた冨岡がなんとか身体を起こしながら叫ぶ。
不「なんだァ!!」
不死川は無惨を睨みながら叫び返す。
しかし、次の冨岡の一言で思わず振り返った。
冨「炭治郎と一緒に!!音白が奴に飲み込まれた!!」
不「何だと!?」
祈里と音羽もその言葉に思わず固まる。
祈「え……??うそ…ですよね??」
音「杏さまが……!?」
声が震える祈里を音羽が支えるようにして冨岡の言葉の続きを待つ。
冨「弾き飛ばされる瞬間、奴に飲み込まれる長い黒髪が見えた!!あの場にいた者で長い黒髪を持つのは音白だけだ!!」
不「クソったれがァ!!」
不死川はそう叫びながら再び無惨へと向かって走り出し、祈里と音羽もすぐさま追う。
祈「いや!!杏さまぁ!!」
音「鬼舞辻無惨!!杏さまを返せぇ!!」
先刻までフラフラだった3人の勢いに気押されそうになるも、自らを鼓舞して冨岡もそれに続く。