第48章 陽光差す刻
その膨れ上がる肉により、炭治郎は無惨の肉へ飲み込まれ、義勇は押し出されてしまった。
冨「炭治郎!!」
冨岡は叫びながら炭治郎へ手を伸ばすが、炭治郎を捕らえることは叶わなかった。
冨(あれは…!?)
そして、視界の端に炭治郎同様飲み込まれる人間の長い黒髪を捉えた。
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──ガシッ
『!?』
自身の右手首を掴んだ正体を見た瞬間、杏は目を見開いた。
杏(此奴…!!まだ腕を再生できたの…!?)
杏の手首を掴んでいたのは僅かに再生していた無惨の左腕だった。
すぐさま斬り捨てようとするも、自身の手に日輪刀がないことに気がつく。
杏(そうだ…!!今の衝撃波で日輪刀が飛ばされて…!!)
顔から血の気が引いていくのを感じる。
しかし、すぐに炭治郎が必死に喰らいついているのに気がついた。
杏(炭治郎くんお願い…!!頑張って…!!)
そこに冨岡が合流し、希望が見えたその瞬間。
『なっ…!!』
突然、無惨が膨れ上がった。
杏(まずい!!飲み込まれる…!!)