第48章 陽光差す刻
──グシャァアッ
炭「伊っ…!!」
炭治郎の身代わりとなり、伊黒は牙の攻撃を受ける。
不「夜明けだ!!このまま踏ん張れェエエ!!」
その不死川の叫びと共に杏も反対側の腕の付け根に日輪刀を突き刺す。
全員で無惨を留めようともがく。
そんな中──…
無惨の瞳に、陽光が映し出された。
太陽の存在を確認した途端。
無惨の目が、これ以上ないくらい見開かれた。
そして“死”を直感し、無惨の本能が逃げようともがき始めた。
そんな無惨が放った衝撃波により、その場に居た炭治郎以外の全員が一斉に吹き飛ぶ。
突き立てた日輪刀を握っていたため、飛ばされはしなかったものの炭治郎の左腕はその衝撃で吹き飛ばされてしまった。
吹き飛ばされた柱たちはそれぞれ外壁に体を打ち付けられた。
しかし、杏は突き刺していた日輪刀が抜けて体が吹き飛びそうになったところを何かによって右手首を掴まれていた。
『!?』
炭治郎は最後まで諦めず、懸命に己を奮い立たせる。