第48章 陽光差す刻
ー 風の呼吸 捌ノ型 初烈風斬り ー
──ドンッ
炭「不死川さん…!!」
不死川の攻撃により無惨はもう片側の腕を失い、さらに炭治郎のみではなく不死川にも日輪刀を突き刺され、磔にされた。
体の限界を迎えつつある無惨は両腕を治すのにもかなり時間と労力が必要となる。
そのためには"栄養"も必要となる。
そして、"目の前の人間を殺す"ことと“栄養を補給する"ことの2つの目的を同時に達成するため、腕を再生させるより自身の体を変形させた。
──ピシッ
炭治郎の眼前にある無惨の顔面に亀裂が走る。
亀裂が走った箇所が口のように裂け、牙だらけの口が現れた。
──バカァ
あまりにも恐ろしく、おぞましい奇怪な化け物へと変化する無惨。
その奇怪な化け物が自分を喰おうと口を更に開ける。
その目を疑うおぞましい光景に、炭治郎の体が、本能が逃げろと警告を出す。
炭(下がるな!!後ろに下がるな!!無惨を逃がすな!!)
そんな警告を打ち消そうと、心で懸命に立ち向かう炭治郎。
そんな炭治郎の横から、縞々の羽織が割って入った。