第46章 想いの連鎖
炭治郎はここまで持ちこたえている事に対し色んな思いが駆け巡っていた。
炭(みんなの攻撃が無惨を弱らせてるはずなんだ…。無惨の匂いは段々変化している。それなのに…まだ、この強さ…!!)
無惨と決着をつけるために必要な事。
炭治郎にはもう一段階、必要な段階があった。
それは“透明な世界”へ入ること。
しかし、
炭(酸欠を免れるのが精一杯で、透明な世界に入れない…。2対1でも、まだきつい…!!何とか現状を打破しないと…)
そんな炭治郎の向かい側で、同じように懸命に攻撃を躱す伊黒の姿が目に入ってきた。
目も見えないはずなのに。
それを感じさせない身のこなし。
炭(伊黒さんに何度も助けて貰った。俺も、伊黒さんを助けなきゃ…)
そう思いながら、再び無惨へ目を向けた炭治郎。
炭「?」
先刻とまた少し違った違和感を覚えた炭治郎は更に無惨を凝視する。
炭(なんだ、あれ?無惨の体……。)
──ズズッ
その傷は無惨の至る所に少しずつ浮かび上がる。
これには攻撃していた無惨ですら、大きく目を見開いた。
炭(傷…古傷だ…!!)