第2章 静粛ライブラリー! ジャミル裏
「……ん、あれ…」
『気が付いたか。あの後、意識がなかったんでな。事務所に入らせてもらったぞ』
呼んでも起きないメグの身なりを整えて図書室を後にしたジャミルはメグを抱えて事務所のソファに寝かせた。
「あぁ、そっか。ありがとう」
『気にするな』
「ってゆーか、元を辿ればジャミルが原因だけどね」
『その点については反省している』
「じゃあ明日のランチは限定のデザートセット奢ってね」
『まったく、現金なやつだな』
「ごちになりまーす!」
次の日に食堂に一緒に来たカリムは『今日はメグも一緒なのか!楽しいな!』と楽しげにしていたようだが、ジャミルは痛手を負う羽目になり溜め息をついていたとかいなかったとか。
Fin