第5章 臨時ティーチャー! カリム裏
「ふぅ、今日ちょっと暑いね」
『そうだな、服脱ぐか?』
「うん、ちょっと脱ぐね」
デザートを食べた後に課題の続きをしていると急に身体が熱くなってきたメグ、おかしいと思いながらも課題を続けた。
その様子をカリムは口端を上げて見ていることに気が付かないまま。
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「(まずいな...熱があるみたいだ。今日は一旦切り上げよう)カリム、悪いんだけど今日は一旦終わりにしてもいいかな」
『どうした?そういえば顔が赤いな、大丈夫か?』
「うん、ちょっと熱っぽいから戻るね」
『そんな状態で戻れないだろ?ここで少し休んで行けよ』
「それはさすがに、」
『遠慮してる場合じゃないだろ、ほら!』
カリムに引っ張られた手がやたら熱く感じる。それに加えて声が出そうになっている。もしかしてと思ったときには遅かった。視界が反転してカリムに組み敷かれていた。
「......ぁ、カリム、なんか盛ったでしょ...?」
『元寮長なのに何も警戒しないで食べたらダメだろ?』
「離して...部屋に帰るから...」
『じゃあどうぞ、なんて帰すわけないだろ?それに今のメグ、誰にも見せたくない』
押さえつけられている手を解くこともできずにジタバタ暴れるが解ける様子はない。それどころか足の間にカリムの身体を入れられて足も閉じることができない。
手首を片手でまとめられ空いた手で顎を掴まれると唇が重なる。元々熱くなっていたメグは暴れたことで息が上がり、すぐに口を開いてしまった。
「んん、.....はぁ、ん.....」
『メグの口の中、熱いな...はぁ......』
舌を吸われたり歯列を舐められ、メグは意識が朦朧としてきた。抵抗する気力はもうとっくになくなり、それどころかもっととキスをせがんでいた。
それに気が付いたカリムは手首の拘束を解き、メグの残りの服を脱がし始めた。