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御伽桜

第4章 恒例パーティー! レオナ裏


立ち上がると腕を引かれ目の前はレオナと少しだけ天井が見える。

『それはダメだ』
「なんで?レオナが行かないなら誰か代打するしかないじゃーん」
『ほぉ?』
「何よ」
『この誘ってるみてーな格好でか?』

メグのドレスは元スカラビアということもあり、えんじ色と黒のグラデーションのマーメイドドレス。横はスリットが入っていて胸元はホルターネック、髪もアップにしていた。

「別に年相応でしょ?クルーウェル先生もヴィルも褒めてくれたよ?」
『それが気に食わねーんだよ』
「言いがかりー」
『どいつもこいつも下品な目で見てやがんのがわかんねーのか?』
「そんなもんでしょ。大体男子校なんだから仕方なくない?」
『お前の危機感のなさには昔から呆れるぜ』

当時も女子生徒はメグだけだったので危ない目にあったこともあったが、その度にレオナが来て事なきを得ていた。毎回危機感が足りないと言われていたがあまり気にすることもなかったのだ。

「じゃあ、レオナがちゃんと挨拶に出ればいいじゃん」
『はぁ、めんどくせー…少しは黙れ』

そう言うと噛みつくように唇を奪われる。好きにさせまいと抵抗はするが力で敵うはずもなく、抵抗すればするだけ息が上がる。酸素を取り込もうと口を開いた瞬間、レオナの舌が侵入し絡めとられた。

「ふぁ……ん、はぁ……」
『は、まだ噛み付いて来ないだけマシだな』
「お望みなら、するけど?」
『出来るもんならやってみろ』

噛みつこうにも口腔内を縦横無尽に動き回るレオナの舌を追いかけ回すだけで精一杯。むしろ絡まされているような状態だ。唇を離すと息の上がったメグを面白そうに見下ろす。

『いい眺めだな。このドレス、誰の見立てだ。』
「自分で選んだの、何か?」
『いや?脱がしやすくて楽だなと思っただけだ』

首の後ろで結ばれていたリボンを解くと胸元を一気にずらす。隠そうとしたがレオナに両手を片手で拘束されているのでそれも叶わず、全て晒しているようになってしまった。

『もう勃ってんじゃねーか。やる気満々だな』
「ちがっ、ぁ!や、……急にしないで、ん……」

既に勃っている胸の先端を口に含むと舐めたと思えば舌で転がされたり、好き勝手動かされる。その度に感じてしまう自分の体が恨めしく思った。
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