第15章 SN 9 奇病
S side
俺は最近彼女ができた。
俺にはもったいないくらいの美人さんだった
そんな時俺の親友ニノとあまり喋らなくなった。
目を合わせようとすると逃げるし....
なんかしたかな俺
朝、みんなから黄色い歓声を浴びながら正門を通り過ぎると1人猫背の子がひょろひょろと玄関に入ってくるのが見えた。
俺はここ最近話せてなかったからチャンスだ!っと思って走ってニノに話しかけた。
ニノ!と呼ぶと彼はこっちを見て笑顔になっていた
今日も可愛いなって思いつつ近くに行ってニノの顔を見たら少し寂しそうな悲しい笑顔だった
「なにかあったの?」
そう聞くとまた同じ表情で
N「彼女おいてきちゃだめでしょ....笑」
そう言って背中をこちらへ向けて教室へと歩いていった。
いつもにまして小さく見えたのは気のせいだろうか。