第44章 ホークス オリジン
撮影は終わりヒーロースーツを身につけ“お疲れ様でしたー”と声をかける
「ホークスさーん!!」
と、大きな声がしてその声に振り向けば先程のスタイリストが紙袋を持って走ってくる
「頼まれていた物です。かなり良い感じです!」
「ありがとう、すみませんお願いしちゃって」
そう言えば嬉しそうに楽しかったと言ってくれた。
その紙袋を持ち福岡の自宅を目指し大きく翼を広げた。
ああ、早く会いたいそう思って最速のスピードで自宅を目指した
玄関前でスマホをリズム良くタイプする
写真をつけて更新ボタンを押す。
瞬く間にいいねと拡散
この瞬間は本当に気持ちがいい
そろそろ良いかなと扉を開き音を立てないように室内にはいる
「どうしよう!!私が付けたキスマークだよねッ…嘘…どうしよう…ああ、帰って来たら今日の事怒ろうって思ってたのに…嬉しくて絶対怒れないよ…」
独り言が聞こえてクスクスと笑ってしまう。
その声に気がついたのか
扉が開かれて雄英のジャージ姿で顔を真っ赤にしている凛ちゃんが立っていた
「帰ってるなら言ってよ!!…朝のこと怒ってるんだから」
そう言って抱きついて来た
「凛ちゃん行動と言葉があってないよ?」
そう言って抱きしめ返してあげれば嬉しそうに笑う
この時間が永遠に続けばいいのに
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