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想像の種【R18 ヒロアカ】

第44章 ホークス オリジン






ベランダから見える星は空から見るよりも暗く見えた
それほど、地上は明るくて、そして、明るいほど影はまた大きくなる


荼毘と公安


このタイミングならどちらかだ
画面を見れば公安だった


『ホークス、荼毘との交渉の件…その子に犠牲になって貰いなさい』
「そんな…けどッ…それはあまりにも酷すぎます…一般人ですよ?」
『1人と世界を天秤にかけても同じことが言えるの?』
「…それは…コピーとかそう言う個性のヤツを使って」
『もしバレたら?リスクが高すぎる。ホークス…情が移ったの?』
「そう言う訳では」
『第一その子は一度は敵の手に渡っているなら個性で操られている可能性だってあるでしょう…』
「その可能性は有りません…証明したじゃないですか」
『これ以上この件は話す必要は無い。では…』


電話が切れる。公安に荼毘との交渉を踏まえて相談をした。
もしかしかたら、助けられるかもしれない…そう思ってだった。


存在を消された女の子はまた、見捨てられた。



また、電話が震える

“荼毘”

だった

『やっとでたな』
「今日は良くかけてくるな」
『お前から報告がないからな』
「…なぁ」
『なんだ?今更辞めたいとかいうなよ』
「言うわけないだろ…あの子をお前に差し出せば仲間に入れてもらえる…なら…喜んで差し出すよ」
『狂ってるなぁ…ヒーロー』
「お前の希望通り××取ったけど…荼毘…入れるのか?」
『あ?ヒーローが上手くセッティングしてくれるよな?』
「オレ任せかよ…」
『当たり前だろ』
「さすがに、日中は連れ出せないから仕事が終わってから連れて行く」
『ああ…なぁホークス』
「なに?」
『オレはお前に会えて良かったぜ?…じゃーな』

その言葉にまたドロドロとしたと何かが溢れ出す。
電話を切って寝室に向かう。



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