• テキストサイズ

想像の種【R18 ヒロアカ】

第44章 ホークス オリジン



扉を開けば凛ちゃんはオレの人形を見つめていて
目を輝かせていた



「それ、まだ商品化されてないよ」



オレの声に顔をこちらに向けて


「いつ商品になるの?」

と問いかけてきた。
明日には見るのも嫌になってしまうんだろうな

「欲しいの?」
「うん…」


可愛く頬を赤らめて頷く姿に
また胸が締め付けられた


「エンデバー人形のお返しだよ」


キスを落としながら人形を渡して
凛ちゃんの身体をベッドへと押し倒した。





「ごめん、ヤらせて」




大人気なく泣きそうだった。
手に入れられるはずの君を

世界平和

なんて大義名分で残虐な相手に渡さなくてはならいこと。

忠誠

を誓ったあの日から柵だらけのオレに出来た光
だったのに

「痛い…ホークス…痛いよ」

なのに、オレは…愛を語らないまま欲望を吐き出し続ける事しか許されないだなんて



純白のドレスを着ている君の隣で笑う男が
オレであったら良いのに


でも、オレは君を堕天させた張本人だから
神様は祝福なんてしてくれないだろうね


オレには悪魔が似合っているよ
だから、今だけは君の綺麗な手でたくさん傷をつけてよ


「…いくの見せてよ」


跳ね上がる身体を押さえつけて奥へ奥へ
種を植え付けよう




凛ちゃんがオレの事を忘れないように



オレが凛ちゃんを忘れないように





 


/ 320ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp