第44章 ホークス オリジン
その空気を切り裂くようにホークスのスマホが鳴る
「出ないの?」
「大丈夫だよ」
「私居るから出れない?ベランダ行こうか?」
「そうじゃ無いんだけど…んー。オレがベランダで電話してくるから…寝室で待っててくれる?」
「うん」
そう言ってホークスはベランダに出て行った。
電話に出るその顔が険しい顔だった。
見てはいけないとカバンを掴み寝室の扉をパタリと閉じた。
改めて入った寝室を見渡す
カバンをはじに置いて、その後なにをして良いか分からなくてふと本が置いてある棚に目を向けた
見たことのないホークスのぬいぐるみが2つあって思わず見つめてしまう
「それ、まだ商品化されてないよ」
その言葉に扉側へ視線を向ける
「いつ商品になるの?」
「欲しいの?」
「うん…」
ホークスはその人形を手に取り1つ差し出してくれた
「エンデバー人形のお返しだよ」
そう言って渡すついでに触れるキスをした。
ふわりと体が浮いてベッドに押し倒される
コロリとホークス人形がベッドに転がってしまう。
手を伸ばし取ろうとするのに手を押さえつけられていて身動きが取れなかった。
「ごめん…ヤらせて」
そう言ってホークスは背中から手を這わせて胸を強く掴み形を崩した。円を描くように手を動かされて指先で先端を刺激する
訳がわからないまま、ホークスの意のままに体が刺激される
「ホークス?」
話しかけても返事はなくていつもと違う荒々しい手つきに痛みを感じる
胸の先端を口に含み舌先で転がして、カリッと歯を立てられる。
その痛みに思わず“痛い”と声に出してしまう
それなのに、ホークスは私の顔を見て笑いズボンを下ろして自身を取り出した。