第109章 *ツイステ7章 ー最終戦ー(現実世界)*
全力拒否でそっぽを向きながら、ちらっと見た視界に影を落とし俯いていく様子が飛び込み、良心の呵責と好いた相手の悲しげな顔に耐えきれず、おずおずと手を広げ迎え入れる
腕の中に収まった体を躊躇いながら抱きしめると、恥ずかしいような嬉しいような、ぐちゃぐちゃに混ざった感情に口元が自然と緩ませ腕の力を少しだけ強めた
『(あったかい..)』
セベク『..もういいだろう』
『ん、ありがと』
セベク『まったく。何故僕まで..』
エース『そんなこと言って、ホントはめちゃくちゃ嬉しかったんでしょ?口元ユルユルだったし、離れたら今度は寂しそうにしてんじゃん』
セベク『そんなわけがないだろう!』
エース『照れんなよ。セベクくんはウブなんだから〜』
セベク『照れてなどいない!!貴様らもなんだその締まりの無い顔は!』
言葉でからかってくるエースと、何も言わないがニヤニヤと見てくる他1年生たちに吠え立てると、咳払い1つして改めてレイラに向き直る
セベク『レイラ、お前の体調不良の話は僕も聞いた。あれだけの戦いの後だ、怪我も負ったし疲れや不調が出て当然。まあ僕は一週間もしないうちに完全に癒えたがな!』
ユウ『それさっきも聞いた』
セベク『確かに体の不調を癒やすには、休息や睡眠をしっかりとることが最も効果的だと分かっている。だがバランスの良い食事や適度な運動も重要だ。聞けば食事は小さなボウル一杯分の野菜のみと言うではないか。それに、授業が終わればすぐに寮で眠っているとも...
それでは治るものも治りはしない。量は少なくともバランスよく食べて、たまには散歩程度の運動も取り入れてみろ』
シルバー『そうだな。偏りのある食事では寧ろ体に良くない。少量でも肉や魚、スープだけでもいいから口にしたほうがいいな。
それと、散歩なら学園の中庭や近くの雑木林を歩くといい。あの辺りは風が気持ちよくて静かな場所だから、きっと良い気分転換になる』