第109章 *ツイステ7章 ー最終戦ー(現実世界)*
『『『『レイラ!?』』』』
聞き逃しそうな程に細々とした声に振り向くと、廊下の奥から少し危なげな足取りで向かってきたレイラの姿に全員の視線が集まる
『..みんな、来てたの』
部屋から聞こえてきた2人以外の声の正体がこんなに大勢だとは思わず、少し驚きながらユウの胸にゆっくりと身を寄せる。強く抱きしめられ調子を伺うように顔を覗き込まれると、大丈夫だと背伸びをして触れるだけのキスを贈る
ユウ『(あーーーー可愛いぃぃぃぃ)
ごめんね、起こしちゃった?..もしかして泣いてたの?』
目元に残る赤みを指でなぞると、擽ったそうに身を捩り無言で頷かれ、途端に申し訳ない気持ちが胸にこみ上げた
ユウ『怖かったよね。寂しい思いさせてごめんね』
『..いい。ユウもグリムも、みんなの声も聞こえたから』
エース『よっ、レイラ。体平気?』
『ん』
エース『じゃあ、お前もマレウス先輩のやつ行く?その手に持ってんの招待状でしょ?』
片手の黒い手紙に気づき問いかけると、レイラは少し悩んだあとにコクリと無言で頷いた
エース『んじゃ決まりね。レイラが行くなら全員参加確定』
ジャック『は?なんでこいつが行くと俺たちも行く流れになってんだ』
エース『だってお前らこいつのこと大好きじゃん。オレもだけど。え、なに?行かない?』
『『行くけど』』
オルト『ふふ、ジャックさんもエペルさんも、レイラさんが行くって分かると途端に積極的だね。僕も行きたいけど、兄さんと相談してからかなぁ。多分、陽キャの催しに集まる陽キャの群れに入りたくないでござる、とか言い出しそう』
セベク『そもそも行かないという考え自体が論外。若様のご招待は全校生徒、教員が応じてしかるべきだろう!』
シルバー『だがジャックの言う通り、遅い時間では都合の悪い者もいるだろう。全校生徒や先生たちが集まるのは難しい。だが、たとえ全員集まらなくとも、マレウス様なら参加してくれた俺たちをきっと温かく迎えてくださる』
セベク『ふん。本来なら学園総出で若様の復学をお祝いするべきだというのに...』