第5章 最強の味方
「あ、そだ。
あの頼み事あるんですが、」
田中「?どうした?」
「土曜の対決で、1セット田中さんに出てもらいたいんです。
お願いします。」
田中「なんかあんのか?」
菅原「(なんか、理由があるのか…)
いいんじゃないか?」
田中「え、スガさん?!」
菅原「さすがに女子1人男子の中混ざって2セットはきついべ!」
田中「まぁ、確かに。」
「!ありがとうございます
(体力的には問題は無いし、負ける気もないが、、、)」
影山「お前体力的に大丈夫だろ(コソッ」
「うるさい(コソッ」
──────────
田中「ラッシャアアアイ!!!
おーし絶好調〜っ」
菅原「日向よそ見すんな!」
日向「俺もスパイク打ちたい!俺にもトス上げてくれよ!
おまえトス大好きなんだろ!?じゃあ俺にもあげてくれよ!
1本だけ!試しに1本だけ!なっ?」
影山「……………………………………嫌だ。」
菅原/田中/日向「!!?」
「ブハッ」
日向「なんだよ!?ケチか!」
「そーだそーだ笑」
影山「レシーブあってのトスと攻撃だ
それがグズグズのくせに偉そうに言うな
土曜の3対3でもトスは極力田中さんやに集める
攻撃は田中さんやに任せて
お前は足を引っ張らない努力をしろよ」
日向「…………お 俺が満足にレシーブできるようになったらお前は俺にもトスあげんのか」
影山「…「勝ち」に必要なやつにならトスはあげる試合中やむを得ずお前にあげることもあるかもな
でも今のお前が、「勝ち」に必要だとは思わない
…それにレシーブはそんな簡単に上達するもんじゃねーよ」
田中「感じ悪っっ」
菅原「チョイチョイっと上げりゃあいいのに」
「感じ悪いな〜ごめんね、日向」
影山「そろそろ時間だ片づけるぞ」
日向(くそ くそ くそーっ)