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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜
第8章 謀反
「断る。茜がこうなったのは、俺の責任だからな」
睨みあう二人の間で、私はただ立ちすくむことしかできない
(どうしよう、どうしよう、どうしよう……)
行動の選択をひとつ間違えば、今夜ここで血が流れる。
自分を落ち着かせて考える。
今、光秀さんに抗ったら事態は悪くなるだけ。
『形勢が悪い時は反撃の機会が来るのを待て』
……光秀さんの教えを思い出すと、
言葉にできない感情を呑み込み、私は光秀さんへ身を寄せた。
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