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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜

第8章 謀反





「……それでいい」


「…………っ」


「そう睨むな、秀吉。俺は茜の身を心配しているだけだ。俺のせいで疲れさせたから、俺の御殿へ連れていき休ませる。それが筋というものだろう」

「勝手に話を進めるな。茜、嫌なら嫌って言っていいんだぞ」


(私は……)


「おいで、茜」


(…………っ)



低く潤った声が、甘い毒になって耳から流れこむ。


その途端、私の胸に、熱に浮かされたような期待が広がった。

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