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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜
第8章 謀反
冴え冴えとした香の香りが漂い、私の胸をかき乱す。
(光秀さん……!?なんで…ここに……)
「……光秀。お前も茜と一緒だったのか?」
「違……っ」
「違う。茜を探していたんだ」
ずっと腕に抱え込んでいた荷物を、取り上げられる。
(っ、秀吉さんから、光秀さんに届けるようにって預かった書簡……)
「御殿を留守にしていてな。どうやら茜は、俺を探してあちこち駆け回っていたらしい」
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