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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜

第8章 謀反




震える唇から言葉がこぼれ落ちていく。


「私、あなたを……信じたかったのに」

「茜……」


いつものように伸びてきた長い指が、頬に触れそうになる。


(……っ)


それを無言で押しのけ、私は下駄を脱ぎ捨て駆け出した。


「はぁ……、はぁ……っ」


(追って来ない……。逃げ切れたの……? ううん、そんなわけない……。あの人が、このまま放っておくはずがない)


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