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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜
第8章 謀反
「お前は何も見なかった」
「え……」
「今夜のことは忘れろ。良い子だから」
「忘れろって……」
「賢いお前はわかるだろう? 他言無用ということだ。命が惜しいのならな」
低い声には何の感情も感じられず、ぞくり、と悪寒が走る。
その脅しに、身の危険を感じるけれど、それよりも違う感情が私の中に湧き上がった。
「や……」
「ん……?」
「約束は……できません……っ」
「何……?」
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