第3章 アガット
顔がまた瞬時に真っ赤になって。
一緒にリビングに入ってきた。
「しゃ、シャワー…してくるっ」
「あ、うん。どうぞ…」
小さめのポーチをソファに放り投げるように置くと、ダッシュでリビングを出ていった。
「……?」
一体、不可解な行動すぎて…
ソファに投げ出されたポーチを…
ちょっと興味本位で開けてしまった。
「んあ…?」
浣腸…?
なんで…イチジク浣腸?しかもジャバラ。
あとはあぶらとり紙とか爪切りとか…
変わったものはなかった。
トイレってことは…この浣腸を…
「翔くん便秘なのかな…?」
そんならあんまり無理しないほうがいいんじゃないかな…
キッチンで保存庫から水のペットボトルを2本出してきた。
水を飲みながら、ソファに座って考え込んでたら、翔くんが風呂から戻ってきた。
バスローブを羽織って、首にバスタオルを下げてる。
「潤…」
「あ。翔くん…体調、悪い?」
まさか糞詰まりなのかって聞けなかったから、そう聞いてみたんだが…
「…トイレ長かったのは準備だから…」
また準備だ。
いったい、準備って…なんだ?
まさかあの浣腸を使うのか…?
「そう…あ、水…どうぞ」
「ありがとう…」
ペットボトルを差し出すと受け取って。
俺の横に、ドスンと座った。