第70章 親友(青峰大輝)
こんなに心地いい痛みがあるなんて知らなくて。気づいたら寝てしまっていて。横を見れば初めて見る青峰の寝顔。そっと彼の髪に触れると、思ったよりも柔らかくて。
「…だいすき」
「…お前なぁ」
「え、起きて…っ!?」
「あぁ、龍ヶ崎が起きる前からずっとな」
「…直接は言ってくれねーの?」
「…っ」
今まで見た事ない、やわらかい青峰の表情に胸がきゅんと疼く。
「…だいすきだよ、青峰」
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あっという間に月日は流れて。気づけば同棲していた。
「…おはよ、青峰」
寝ている彼を起こすまいと、そっと布団から抜け出す。朝ごはんは何にしようかな、と前日洗いそびれた食器たちを洗っていく。
こんな日常が待っているなんて想像もできなかったあの日の私。
ふいに、後ろから抱きしめられた。
「あ、青峰起きた?」
「ん、はよ」
「おはよ」
「…勝手に抜け出すなよ、寂しいじゃねーか」
「ごめんごめん」
付き合ってから知った、青峰は意外と甘えてくるタイプだってこと。
「あのね、青峰」
「どうした?」
「妊娠3ヶ月だって」
「…は?ちょ、待て待て待て」
「え?」
「…この流れで言うことじゃねーだろ」
「色々考えたよ?でもこれが私たちらしいかな、って」
「…まぁそうだな」
「…青峰は嬉しくない?」
「…嬉しくないわけねーだろうが」
「…つーか、俺と結婚しろ」
「…はい?」
「あー、プロポーズはまた今度ちゃんとすっから」
「…うん?」
「…俺、卒業したらアメリカに行く。NBAから声かかった。」
「…なんで今言うのそれ!」
「お前もだろ。だから着いてきて欲しい。」
「…あとよ、いつまで”青峰”って呼ぶつもりだ?」
「…へ?」
「…お前ももうすぐ青峰だろ、頼華」
「…!」
柄にもなく彼に飛びつけば優しく受け止めてくれた。
「これからもよろしくね、大輝!」
「あぁ、こちらこそ宜しくな俺の奥さん」
ベットサイドに飾られた写真立ての中にある、卒業式に撮られた写真が彼らを見守っていた。
ほんとにend
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なっがい。笑
すみません、書き始めたら止まらなくて。笑
とりあえず幸せにできたからよかったです!