第7章 匂いに酔う【竈門 炭治郎】
潮を吹いた美桜は太腿と布団を濡らして、上半身から布団の上に沈み込むように崩れていった
炭治郎が後ろから腰を支えている為大きなお尻は突き上げ、炭治郎の欲棒を咥えたままでいる
膣壁の痙攣は断続的に続き、欲棒をキュンと何度も締め付けてくるのを炭治郎は動かずに欲棒でその収縮を味わっていた
と、言っても動くと直ぐにでも射精をしそうになり動けなかったのが正しい
呼吸を乱し息を吸うたびに大きく膨らむ美桜の背中に、汗が流れ落ちていく様子を、炭治郎は呼吸をととのえながら眺めていた
痙攣が落ち着いた頃、炭治郎は美桜の耳元に唇を寄せ
「美桜さん…もう少し頑張ってね、俺…まだ出してないから」
「っ…えっ?」
振り向いた美桜の顔が少し戸惑っていた
甘い香りに包まれていた美桜から少し不安な匂いが混ざる
「心配しないで酷くしないから…」
戸惑う美桜の唇に柔らかく舌は入れずに喰むように何度も口付けをした
「…こんなになっていく自分が怖いの…でも」
「でも?」
「優しくして…くれたら…頑張れると思う」
美桜さんが…か…かわいい…
のぼせた顔で翡翠色の瞳がゆれて恥じらう
女の人は交わるとこんなにも変わるのだろうか…
だとすると、俺もこんな風に美桜さんから見えているのかもしれない
美桜さんをもっと見たい、その瞳でもっと俺を見て欲しい
「美桜さん…もっと俺を見て……」
欲棒を抜いて、美桜を仰向けにして膝に手を当て体を開く
炭治郎と美桜の体液が交ざりあった蜜が膣からトロリと流れ、吹いた潮で濡れた太腿が露になる
欲棒を入り口にあてると、美桜が目を閉じた
「美桜さん…ゆっくり入れるから俺を見て…」
欲を含んだ褐色の瞳は潤み、触れる肌は熱い…
炭治郎くんが私を欲している
そう思うと体がまたじんじんと痺れる感覚がして美桜は炭治郎の目を見て頷いた
ゆっくりと中に挿入される刺激に震えながら、炭治郎の欲に溺れていく顔を見つめる
こんな顔を私はさせて…喜ばせているんだ…
そう思うと、炭治郎が愛しくて心まで繋がりたいと欲張りになっていく
美桜は炭治郎の手をとり指を絡め口付けをねだる
舌を深く絡ませ炭治郎の唾液を飲み込み唇を離すと炭治郎を見つめて美桜が呟いた
「炭治郎くんが好き…」