【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第28章 幸せな日常
実 『……っ…だ、ダメだ…続かねェ…。』
宇『…これ…っ。本当に死なねぇのか?』
し『……っ…り、理屈的…に…は…っ。』
死ぬほどキツイ。数分間続ける事はできるが、常に等考えることもできない。と、肩で息をする3人の近くから__ドガンっ、と音がなり地面が揺れた。
杏『……………ふんっ!!!』
実 し 宇 『『『………うぉあっ!?』』』
音の主は、何故か唐突にに飛び上がった杏寿郎。
着地してからもまだ全集中の呼吸を保っている。
杏『成程っ!!けれど、確かに…!!
型の時のみだと思っては居たが……っ…単純に身体能力が上がっている。…キツいがな…っ………。』
どうやら先程の跳躍は杏寿郎なりの身体能力テストだったらしいが、既に全集中の呼吸が途切れてしまった3人は杏寿郎の行動に目を丸くした。
宇『…れ、煉獄…なんでそんな余裕そうなんだよ。』
杏『いや、全くもって余裕は無いぞ!!』
確かに額に汗は滲んでキツそうではあるが、今のところ1番耐えられている杏寿郎に3人は教えを乞う事にしたのだが、コレがなかなか厄介だった。
杏『ドクンとして、ブワンっ、と来た所をグググッ。と抑えて肺をフンっ!とすれば良いっ!!』
宇 実『『わかんねぇよっ!!なんだそれ!!』』
本来感覚で捉えるタイプなのだろう。杏寿郎の説明は擬音が多く正直何を言ってるのか分からない。
し『………ふむふむ、なるほどですね。』
宇 実『『…え、分かるのかよ…。』』
し『つまり、血液によって筋肉が膨張した際に体が暑くなるでしょう?…その頃合で肺を締め付けるように力を入れると、その膨張を留められる。そう言いたいんですよね?……合ってます?煉獄さん。』
杏『あぁ!!恐らくそういう事だっ!!』
宇 実『『胡蝶…お前すげぇな。』』
し『伊達に天然猛獣使いの親友やってませんよ。』
確かにも時たま常人では理解できないことを言うが、しのぶだけはまるで通訳の様にすぐに理解する。アレもある意味では鍛錬なのか?と首を傾げる実弥と天元を気にもせず、しのぶは得意気に人差し指をピンと立てて話し始めた。