【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第28章 幸せな日常
宇『お、おい…。そりゃねぇって。』
「…………んんー。」
_スヤスヤ。と寝息を立てる。煽るだけ煽って先程の口付けで安心して眠ってしまったらしい。
そんな何とも酔っ払いらしい結末に天元は大きくため息をついた。
宇『俺のコレ、どうすりゃいいのよ。』
しっかり質量が増していている自身は一体どうすればいいんだ。と頭を抱えつつも天元は口元を緩めた。
宇『……けど。独り占めだ。』
腕の中で安心した様子で眠るは、今だけは独り占め。そんな事実につい、腕に力が入る。
「………ん"ー。」
宇『…ごめんな、今日は戻りたくねぇや。
俺の…。……朝まで。朝までは俺だけのだ。』
腕の締めつけに苦しそうに唸る姿も愛おしい。
____今だけは、このまま。
朝まで冷えて風邪を引かぬよう温め続けるから。
宇『くくっ……ああっ!!
今日も俺の世界はド派手に晴天だぁ!!』
_俺の世界が、明日も晴れていますように。
そんな心地よい願い事をしながら天元は口角を上げたままゆっくりと瞼を閉じた。
酒を交わしたその夜に、君を少しだけ独り占めした。そんな特別を噛み締めながら。