【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第28章 幸せな日常
「………んむっ…。しょっぱい…。」
宇『……っ!?な、何してんだ!?』
慌てる天元を気にもせず首を傾げるは、天元の親指の先をを口に含んで舌を出してなんの気無しにこの奇行の理由を話し始めた。
「いい匂いしたから美味しいのかな?って。」
宇『…う、美味いわけ…ねぇだろ馬鹿。』
しょっぱいけど、美味しいよ?と訳の分からない事を言いながら親指をチロチロと舐める。
宇『…っ、なぁ…それ…もう駄目だ。』
「……嫌なら…振り解けば良いでしょ?」
_ニヤリ。と笑って煽るような物言いをする様子に天元は一瞬目を見開いてから顔を逸らした。
宇『……っ…。(何だこれ、ゾクゾクする。)』
嫌なわけでない、寧ろ嬉しくて可愛らしくて手を振り払う。などという選択肢は無い。
けれど、縁側でこの先へ進むのは…と躊躇っている天元の親指を堪能しきったらしいは自分の両手を_ソッと強請るように天元の頬に付けた。