【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第28章 幸せな日常
「………もうヤダ。女慣れしすぎでしょ。」
それは大いなる誤解である。
の言い分を聞いた天元は口角をビクッと挙げてから引き気味に言い分を否定する。
宇『……い、いや、あのな?
柚樹さん、義慈さんは置いといたとして
たぶん他は皆童貞処女の集まりだぞ俺ら。
弟子の初恋を根こそぎかっさらっといて
今更お前は何を言ってんだよ………。』
「は…破壊力が……強すぎるの!!
なんでみんなそんなに色っぽいの!?」
宇『それだけはに言われたくねぇ!!』
売り言葉に買い言葉。人を絆しまくって翻弄しまくるにだけは破壊力云々言われたくない。と即座に否定をした天元をじっと見つめたままはか細い声を上げた。
「…私、いっぱいいっぱいなのにぃ…。」
宇『けど、そうだなぁ。
……そろそろ容量超えちゃいそうだな。』
が色事に不器用なのは100も承知だ。それを前提で関係が変わってからきっと色々頑張って応えているのだろう。そんな必死な所も愛おしい。
宇『俺も…結構いっぱいいっぱいだけどな。』
けれど、必死なのは天元も同じなのだ。
「……おんなじ?」
不安気に首を傾げたをそっと抱きとめる。
宇『同じだ。…ほら、腕貸してやるよ。』
誘導に抵抗せずに腕を枕したはへにゃりと目を細めて天元の胸元に擦り寄った。
「天元暖かい。」
宇『………。(あぁ、の匂いだ。)』
「あのね。わりと、酔ってるの。」
宇『あんだけ呑めば当たり前だ。』
いつもやりほんの少し高い体温と甘くて優しいの香りが天元の鼻先に届く。