第2章 Ninomiya.
トランプ、あやとり、しりとり
それからカルタ、テレビゲーム。
そしてDS、
たくさん遊んだ。
もうすごくね!
なのに、若さって凄いもんだね。
「ねーねー、次なにする!?」
とキラキラした目で言って来るんだもん、
私はびっくりして頭を小突いたよ
「休憩する」
ちびっ子ってのは
はしゃいでナンボのもんだよね。
はあ。
どうしてこの子を私が...。
と座ってると膝に座って来た二宮くん。
2個下の二宮くんは
やっぱり軽くて。
だけどしっかりした体つき。
シャンプーのいい香り。
もう変態かもしれない、私ってば。
「えへへ、
お姉ちゃんのお膝!」
「嬉しいの?」
「うん!!
僕、大きくなったらお姉ちゃんと結婚する!!」
....うん、私もあった
隣のイケメンなお兄さんに
お嫁さんになる、なんて約束
そのお兄さんは優しく頷いたけれど
数日後、彼女とチューしてるの見てから
あっけなく夢はぶち壊されたもんだ。
その日から嫌がらせみたいに
話しかけられても無視。
挨拶されても無視。
終いには引っ越す当日、
お兄さんにお別れ言わなかったもんね。
「んー、無理」
ここはちゃんと断らないと。
二宮くんの夢をぶち壊してしまう
この子、
私みたいに嫌がらせするとなると
もうイジメみたいになりそうで怖いわ。