第2章 Ninomiya.
こんなに喧嘩ばっかするんなら、
いっそ別れようかな、って。
本当は別れたくなんかない
けれど、
喧嘩ばっかしてて
二宮くんは嫌になってるに決まってる。
今回だって、心が広かったなら
喧嘩せずに済んだかもしれない
ごめんね、と言えたら。
「...で、俺ん家来たわけ?
一応てか俺、男だけど」
潤くんの家へお邪魔している。
「こんな時間にお邪魔できるの、
潤くんの家だけだもん...。」
いま夜の11時。
なんて時間に喧嘩してんだって話。
別に2人きりじゃないし。
翔くんと相葉くんもここにいるし。
大丈夫だもん、きっと...。
「まあまあ松潤!
とりあえず腹減ったー!!」
「わーったよ、食おうぜ」
落ち着いたら、
ちゃんと話し合って仲直りだ
いまは顔見たら思ってもないこと
言いそうで怖いから。