• テキストサイズ

愛の囁きを。

第2章 Ninomiya.





なんで喧嘩したんだっけ。


そうそう。
これは忘れもしない(実際には忘れてた)


私が大親友に貰った、
お揃いの指輪。

私はそれにチェーンを通して
ネックレスにしてるんだけど...。



二宮くんは何が気に食わなかったのか
それを床に落とした。

ものすごく衝撃的でショックだった


だってだって!!!


大親友とのお揃いだったのに!!



見れば、指輪にはめられていた
宝石のようなものが欠けていた。


「なんでこんなことするの!
 ひどいよ!!!」


わざとじゃなければ良かった、
なんてちょっと思ってた

だって喧嘩なんかしたくないんだもん


だけど明らかにわざと落とした二宮くん


見たんだ。
手からわざと落とす瞬間を!



「これ、そんな大切なもん...?」


「当たり前でしょ!!
 ....大切に決まってるよ!!だから怒ってんの!」


二宮くんは相手の気持ちに合わせるのが
少し不得意で、

だからこそ喧嘩なんか日常茶飯事。


もう少し、穏やかにやり過ごせたかも...
って今さら後悔しちゃってる私。



泣き虫な私は、泣きじゃくって
二宮くんを責めたあと私は飛び出した。










 
/ 314ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp