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狂い愛

第1章 壊れた一目惚れ


『…………っん』







朦朧とした意識のまま目を開けると

知らない天井が見えた。







『ここは?』






ジャラ






手は手錠をかけられ、ベットの柵に繋がれている。








緑「……起きたね。」







そうだ。





私大倉さんに連れてかれたんだ。







『どうしてあなたみたいな人が私を?』







そう。



人気アイドルが、ただの一般人に手を出したってことになる。






緑「一目惚れやからわからへんわ。」






は?






『一目惚れってどういうことですか?』







緑「前さぁ俺らのライブ来てくれたことあったやろ?」






驚いた。






確かに私はライブに行ったことがある。






と言っても片手で数えられる程度だった。







緑「そんとき、俺らを見る目が他と違って、

惚れたんよ。」







いやいやいや!




確かに、私は好きだから行ってたわけじゃないから

見方は違ったかもだけど………





それは憧れってだけで、私もこうなりたいって言うだけだったんだけどなぁ





というかそれだけで普通惚れる?





他に可愛い人なんか大倉さんの周りにはたっっっくさんいるのに………







それにアイドルが誘拐って…………







だめ。

情報量多すぎて頭ついてかない。







『惚れて誘拐ですか?』








ちょっと嫌味っぽく言ってみた。







緑「そー。

街中で見つけたら我慢ならんかってん。

あとさぁ

今どっちが優位な状況かわかって口聞こ?」
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