第1章 仮面の下で笑う[ロロノア・ゾロ]
「そうそう、グランドラインはこう書くと分かりやすくなる
多分どの本にも乗ってない古代の書き方」
私は古代竜の血を受け継いだ、世にも珍しい3000年以上生きて、世界の全てを知り、古代の記憶も受け継いだ神秘の種族
そこから引っ張った記憶から、海図の書き方をナミに教えていた
ナミ
「ありがとう、分かりやすいわ
それと、」
急に真面目な顔をするナミ
私何かしたっけ
ナミ
「あんた、好きな人いる?」
「すきなひと」
ナミ
「そう、好きな人」
「ううん、居ない」
何かと考えて見たが、私にとってそれに部類する人はいなかった
ナミ
「義理だけどあのユースタスは?」
「なんで兄さん…?」
ナミ
「義理なんだから、相手は思ってるかも知れないじゃない」
「うーん、嬉しいけどさぁ」
ふーん、とつまらないと言いたげに唸られる
「あぁ、でも…」
耳貸して、と、小声で話す
「ゾロは結構好きだよ」
ナミ
「あら、意外ね
でも、いいんじゃない?どんなとこが好きなの?」
「強さかなぁ
それと、時たま見せてくれる優しさに嬉しくなったりするね」
ナミ
「へぇ、良いんじゃない?」
「そうかなぁ…」
悩む
だって、これが好きなのかわからないから