
第14章 インターン
そこからインターン当日まで、ずっと勉強か最近世間を騒がせているヒーロー殺しについて調べていた。わかったことが…1つあった
「今日から1週間、お世話になります」
「そんなにかしこまらなくてもいいだろ」
「…エンデヴァーの事務所で1週間お世話にになるんだから、当たり前」
エンデヴァー事務所でそんな会話をしていると、エンデヴァーに収集の声がかけられる
「ヒーロー殺しを捕まえるために1週間は動く!何か知ってるものはいるか?」
「…はい。過去の新聞などを見て調べていただければご理解していただけると思いますが、ヒーロー殺しは過去の事例全てにおいて、一ヶ所につき4人のヒーローを殺害しています」
「その通りだ!なら、次にヒーロー殺しが出る場所は!?」
「勘違いがなければ、保須に出ると予想されます」
「というわけで保須に出張に行くぞ!市に連絡しろォ!ショートとドリームは準備しろォ!」
「わかりました!」
そしてエンデヴァーさんが書類などをまとめてるのを見て息をつく
「…すげえな…お前」
「エンデヴァーさんならどうせヒーロー殺し狙うだろうと思って事前に調べてきたの」
「…ていうか前から思ってたんだがコスチューム…」
「バランス悪いよね…ブーツにミニスカートの浴衣とか…」
初めて来たとき、もっと真面目に考えとけよ私!と思うほど後悔した。ブーツ以外の要望は「パツパツスーツ以外の動きやすいの」だったのだから。しかしこれがまた意外と動きやすい。下着のことさえ気にしなければ
腕はヒラヒラの余分な布がついており、ミニスカートは膝丈にも及ばない短さ。そして肩は隠されている。サラシと相性がいいのか動きやすいのだ。下着を気にしなければ
「…似合ってるからいいけどよ」
「あ、そう?」
「でも髪型はちゃんとしろ」
雑に1つ括りしていたヘアバンドを取り、どこで学んできたのか横髪を二つとも三つ編みにされる
「持っててくれ」
「うん」
手櫛で微調整しながら、焦凍に手を出されれば三つ編みを渡していた。
「できたぞ」
近くの鏡を見る。三つ編みを結い上げ、高い位置でまとめられたポニーテールだった。
「…器用…というかこんなのどこで?」
「ネットで見かけて似合うと思って姉さんに教えてもらった」
「…すご」
サイドキック一同(エンデヴァーさんの事だから凄そうと思ってたけどイチャイチャしてるだけなんだが)
