第9章 問題
☆
「大丈夫…?イレイザー。私もう行くけど…」
「心配しなくていい。個性伸ばしてろ」
「う、うん…」
あれからイレイザーの包帯を定期的に(私が)取り替えている。そして雄英体育祭に向けて個性伸ばし兼睡眠不足解消のために焦凍とほぼ毎日いるわけだが…
ピンポン、とそこでインターホンが鳴る
「はーい」
と返事し外に行くと、私服の焦凍がいた
「行くぞ」
「う、うん…」
イレイザーはそっちの方が色々楽とかで許してくれた。
「顔色、大分戻ってきたな」
「うん…」
「可愛く戻ってきた」
「は、バッカじゃ…」
そこで顔が目の前に来る。唇の違和感。目の前の顔を引き剥がす
「イレイザーに見られたらどうするの?成績下げられるわよ」
「ワリィ。可愛かった」
1発殴ろうと震える腕を抑える
「何してんだ?」
「少なくとも原因は君にあるよ焦凍くん…」
「お、今のいいな」
私のリミッターは完全に壊された。私は悪くない
焦凍の部屋で痛そうだったから“仕方なく”治療している
「痛ぇ」
「自業自得。付き合ってるからってやっていいことと悪いことあるんだからね。外であんな、キスとか…っ」
あんなの…私が通報したら公共わいせつあたりで捕まるわよ
「じゃあ家ならいいのか」
「ばっ…あ…」
ピタッと、薬を塗る手が止まる
「じゃあ今ならし放題だな」
「えぁ…っ」
冗談かと一瞬思ったが、焦凍はあまり冗談を言うタイプじゃないし何より顔が真面目でだんだん近づきて来てた
「んぅ…ふぁ…あ…」
深い方のキス。
力が抜けて抵抗ができず、薬のついた綿ごとピンセットを落としてしまう。何か、焦凍に食べられそう…(物理的に)
服の上から、胸を触られる
「今日はブラなんだな」
そう言って片手で器用にブラのホックを外される
「んぁ、ま…」
「我慢できねえ、いいだろ?」
「う…あ…」
私も正直、このまま放っておいて我慢できる気がしない…けど