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私だってヒーローに

第7章 仲間くらい救わせて


三月side

「死にかけちゃってるじゃない…もう」
「古率…?」
「ここで体が死んだら私も困るのよね…まぁ、少しくらい個性使っても大丈夫か」
「何言ってるんだ…?」
「あ、後ろ。どいて」
敵が殴ってきた腕を掴み受け流す。後ろ向いてた切島狙いだったみたいだけど残念
「…大人しくしてな。次は骨折るわよ」
「チッ…」
大人しくなったのをみて、歌い出す。私の個性は“歌”。破壊系の発動の方が得意だけど、味方巻き込みかねないし、オールマイトのサポートメインの発動。体力回復及び増力効果。
「んだよ…個性2つ持ちとか、チートじゃないか。何が餓鬼だ」
ボソリと敵が呟く。まぁ正確には精神に宿った個性みたいな感じであって二つも使えるの今は私だけだけど
「調子がいいなぁ、今日は!ヒーローとは常にピンチをぶち壊して行くもの!敵よ、こんな言葉を知っているか!PlusUltra!」
そこで個性をストップさせる
「ふぅ…あ、焦凍くん」
「…なんだ」
「この体、しばらく目覚めないと思うからよろしくね。まあ銃弾で打たれたもん。あいつは動けないけど私は疲れたしこれ以上意識保たせるのはきついかな」
「何言って…」
秘密を知る者に事実を伝えウインクすると、目を閉じた

焦凍side
「おっ…と。」
倒れた奏の体を支える
今のは多分、あいつじゃねえ。確か三月だ。何を目的で俺らのことを助けたは知らねえが、しばらく目覚めないと言ってたから寝っぱなしだろう。いつまでかは正確にはわからないが、それまで俺が面倒見ねえと…
姫様抱っことか言うのをして、とりあえず麗日達がいるとこ連れてって面倒見てもらって他の奴らを助けに行くか…そう思って歩みだそうとすると、緑谷が動かねえことに気が付く。
「緑谷」
そう声をかけるが、何がブツブツと言ったと思うと、飛び出して、敵に攻撃されそうになった。そこで銃弾が飛んできて、敵の攻撃を阻止する
飯田が他の先生を呼んで来たらしい。そのまま敵は撤退。
「おいてめえ、いつまで俺の抱いてんだ」
「悪い。こいつは俺のだ。話があるから」
「気絶してるやつに話も何もねえだろうが!」
「…ここは引いてくれ」
爆豪は舌打ちしてどこかへ行く
「えー、両手両足骨折の彼とそこの君が抱えてる子以外はほぼ無傷か」
と警察が状況説明を始めた
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