第20章 ☆??ルート☆ Bad END
そして憲吾は自宅に戻ってくると
真っ直ぐシャワーを浴びに浴室に向かった。
服を脱ぎ最後にブレスレットを外すと……
「ゆり……絶対助けてやるからな……」
(きっとゆりはアイツに操られてるんだ……
今すぐにでもアイツから、
ゆりを奪い返してみせる……)
憲吾はブレスレットにそう誓うように囁きトレーの上に置いた……。
シャワーを浴びている間も憲吾はゆりのことを考えた。
「……明日、ゆりのお父さんにも伝えないとな……
きっと、喜ぶよな……」
憲吾は明日、
太輔に嬉しい知らせができると思うと嬉しさを隠せなかった。
だが明日が憲吾の運命を大きく変える日となるとは、
憲吾をはじめ皆知る由もなかったのだった……。
_翌日の放課後…
「憲吾、
今日にでもゆりちゃんのお父さんのとこにでも行くのか?」
「あぁ、」
「……そっか、」
吾郎は一瞬ゆりの話をしそうになったが
憲吾に余計な刺激を与えないため言うのを堪えた。
だが吾郎は憲吾とこれきりになってしまうのではないかと
ふと不安がよぎったが自分の思い込みだと思い親友の背中を見送った。
「……ゆりちゃんのお父さんと、上手くいくといいな……」
そして吾郎は部活に向かうのだった。
一方で憲吾はゆりの実家、太輔の家に向かうが
バイクで行くと17時より結構早めに着いてしまうので
最寄りの駅に向かい電車で行くことにした。
「電車使って、七番街駅で降りれば徒歩で大体15分か……」
憲吾は下校時刻と被る時間帯に電車に乗った為
車両には多数の高校生が乗っていた。
そして七番街駅から3駅手前の七華駅に電車が停車すると
七華高校の生徒と思われる生徒たちが乗ってきた。
「……。」
(七華高校……確か、
ゆりのお母さんもこの学校の出身だっけ……)
そんなことを思いながら憲吾は七番街駅に着くのを待った。
七華駅から15分ほどで電車は七番街駅に停車。
電車から降り憲吾は剛太から送られてきた住所と地図を頼りに
太輔の住むマンションに向かった。
「……西口から出た方が早いな、」
憲吾は緊張と嬉しさ、両方の感情を抱きながらマンションを目指した。