第20章 ☆??ルート☆ Bad END
太輔は料理を手伝いながら憲吾のことを話した。
「それと、三船くんが明日以降来ることになったから……」
『憲吾くんが?
もしかして昨日のことで?』
「あぁ、荒木先生が学校に来てくれてな。
5時以降に来てもらうよう伝えてもらったよ。」
『そっかぁ……憲吾くん、
まだゆりは生きてるって思ってるのかな?』
「昨日の様子を見れば、そうじゃないか?
簡単には受け入れることは難しいと思うよ……まぁ俺も、
とやかく言うつもりはねぇけど……」
『さすがの憲吾くんも今度会う時はそんなこと言わないと思うよ?
あくまで昨日のことを謝りに来るわけでしょ?』
「……あぁ、」
『じゃあ快く憲吾くんの話聞いてあげなよ。
普通だったらあのまま疎遠になってたと思うし、』
「そうだな……あ、唐揚げそろそろあげたほうがいいんじゃね?」
『うわっ!危ない危ない……』
百合は急いで唐揚げをさらに盛りつけた。
こうして準備を進めているとインターホンが鳴った。
_ピンポーン
『あ!キラちゃんじゃない?』
「時間的にそうだな、鍋見とけよ。」
『わかってる!』
太輔は玄関に向かいドアを開けた。
ドアを開けると涼介とキャリーバッグとユウを持ったキラの姿があった。
「こんばんは藤ヶ谷さん、キラちゃんをお連れしました。」
「ありがとな山田くん。キラも、よく来たな。」
『うん……えっと……ただ…いま?』
キラは少し照れ臭そうに「ただいま」と言ってみた。
「おかえりキラ……今日からよろしくな。」
『うん……!』
「……(微笑)
それじゃ、俺はこれで失礼しますね?」
「あぁ、わざわざありがとな。」
涼介はキラを送り届けるとドアを閉めた。
キラはしばらく立ち尽くしていたが太輔はキャリーバッグを持ち上げた。
「ほら、そんなとこに突っ立ってないで上がれよ。
百合も気合入れて料理作ってるからな。」
『うん、ありがとうお父さん……』
キラは靴を脱ぎ部屋にあがった。
そしてリビングに入ると百合もキラに声をかけた。
『おっかえり〜キラちゃん!
今おいっしい料理作ってるからね〜♪』
『ありがとう、お母さん……』
キラは少し緊張しているのかドギマギとしていた。
2人はそれを微笑ましく見ながら料理を再開するのだった。