第20章 ☆??ルート☆ Bad END
「っ……」
(ゆり……お前は無事なんだよな?
きっと、助け出してやるからもうしばらく辛抱してくれ……)
『……とりあえず、まだゆりが死んだっていう確証はねぇんだな?』
「あぁ。それだけでも、お前に伝えたかった……仕事中に、悪かったな。
もう少しで授業始まんだろ?また、夕方頃にでも連絡する……」
『わかった……でも、』
「……?」
『過剰な期待、すんなよ……
本当に遺体はゆりの可能性だってあるんだ。
もし、遺体が本当にゆりだったらどうするつもりだ?』
「っそんなこと……!」
『お前は、絶対に大丈夫だって思ってるんだろ?』
「っ……」
『でも、絶対なんて言葉はねぇんだよ。
全てを受け入れる……覚悟だけは持っておけよ……先生、』
「っ……」
『……そんじゃ、そろそろ3時間目始まるから切るな。』
「っ……あぁ、」
こうして太輔と和真は電話を切った。
そして再び2人だけとなった太輔と百合、
百合は小さい声で太輔に話しかけた。
『っ太輔……大丈夫?』
「っ……九条に言われて、少し不安になったのが本音だ。
でも……東郷はゆりを気に入っているなら
殺すなんてことはしないはずだろ?」
『うん……でも、ゆりがそれを拒否し続けたら?
ゆりと憲吾くん、この2人は離れられない関係だよ……
私と太輔みたいに……。
だからゆりが東郷を拒否し続ければ殺される危険だって……
もし欺く為にクローンを見つけさせたならもっと早くに
クローンの遺体を遺棄させたんじゃないかな……』
「っお前まで……何言ってんだよ……
ゆりがまだ、死んだっていう確証はねぇんだぞ?」
『っわかってる……でも、
和真くんが言ったみたいに絶対なんてことはないんだよ。
だから……最悪の事態も考えないと……
でなきゃ太輔はまた前みたいに……ううん、
前以上に苦しむことになるかもしれない……』
「っ……」
『だから……っ!
涼介さん達が来たのかも……』
「っ……!?」
百合は能力で複数の誰かが待合室に向かっているのを察した。
そして間もなくして涼介と瑛二、
玉森家の3人と太輔の実家からも両親と弟達がやってきた。
「っ……」