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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第20章 ☆??ルート☆ Bad END


「っ……百合、」


太輔は圭吾から百合を受け取り百合の名前を思わず
呼んでしまった。圭吾は少し吃驚したのか目をパチクリとさせたが
特に質問するようなことは言わなかった。


『っ……』
(太輔……本当にゆりは、死んでしまったんだね……)

「っ……」


溢れてくる涙、太輔の涙は百合に落ちていき
百合は今すぐにでも太輔を抱きしめてあげたいと思った。
圭吾は太輔の背中を摩った。泣いている太輔のその姿は
一週間前の憲吾の姿を思い出させた……。

そんな中翔も太輔の元に歩み寄り圭吾がいる反対側にしゃがみ込んだ。


「藤ヶ谷さん、この後詳しく調べるために遺体を解剖させて頂きます。
死因は胸部を拳銃で撃たれて即死、
そのまま崖下へ遺棄したものと思われます。そして、
外表上の検査ではアンドロイドであることは確認されませんでした。」

「っ!?」
(もしかして、内部を調べたら
偽物である証拠が出るかもしれないってことなのか……?)


もしそうならゆりはまだどこかで生きているということになる。
太輔はその小さな希望を抱いた……。


「もしかしたら、完全なるクローン人間であるかもしれません。
そこで……DNA検査もさせて頂きたいと思っております。
ご協力、お願いできますか?」

「っはい……!
それで、俺とこのゆりのDNAが一致しなければ
偽物ってことになるんですよね?そしたら、
ゆりはまだ生きてるってことですよね!?」


太輔は思わず翔のジャケットを掴んだ。


「可能性は、ございます……
ですが、遺体は完全に人間そのものです。」

「っそれでも!調べる価値はあるんですよね!?」

「はい……」

「っ……」
(ゆりは生きてる……きっと生きてるんだ……
詳しい検査をすれば、
ゆりが死んでいないってことがわかるんだ……)

「鑑定と解剖結果には数時間かかりますが、よろしいですか?」

「はい、今日は休みを取ったので……」
(やっぱり、裕太くん達に連絡しなくて正解だった……
ゆりが生きてるのに、死んだなんて伝えるわけいかないしな……)


太輔は小さな希望を抱き百合を拾うと立ち上がった。


『っ……』
(ゆり……きっと生きてるよね?)
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