• テキストサイズ

藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第20章 ☆??ルート☆ Bad END


百合は胸が苦しいのを我慢し受話器を太輔の耳元に持っていった。
太輔は目を虚ろにさせながら弱々しくも受話器を握った。


「……もしもし、」

『っ藤ヶ谷さん……大丈夫ですか?
当然、ショックですよね……たったひとりの、娘さんですから……』

「っなぁ……それは本当にゆりなのか?
ゆりが死ぬわけねぇだろ……」

『っ……僕だって、信じたくありません。
ですが、
立花巡査も志村巡査もゆりちゃんで間違いないと言っています。』

「っ見間違いだ……ゆりなわけない……」
(徹平くんも、団司くんも何言ってんだよ……遺体がゆり?
っんなわけねぇだろ……)

『っ藤ヶ谷さん……ゆりちゃんと思われる遺体は、
ネックレスも首に掛けていたんです。立花さんから、聞きました。
お母さんの形見で、それをゆりちゃんが受け継いだってことも……』

「っ!?」


『っそんな……!』
(本当に、遺体がゆりだって言うの?
私だって信じたくない……でも、徹平さんと団司さんもそれが
ゆりだって言うならやっぱり……)


百合は太輔を見上げた……


『……ですが、身分証など身元を断定できるものはありません。
なので、警視庁に来てご確認頂けないでしょうか……。』

「っ……わかりました。すぐに行きます。」
(ゆりなわけねぇ……何かの間違いだ……
絶対、ゆりなもんか……)

『検視には櫻井翔総監も立ち会っています。
お話も、そこでできればと思います。』

「わかりました……」

『警視庁に到着しましたら、
窓口にて捜査一課の葛木までお尋ねください。
すぐお迎えにあがります。』

「わかりました……」

『では、お待ちしております……』

「……。」_ガチャン…

『っ……』


太輔は受話器を元の場所に戻した。
百合は絶望しきった表情をしている太輔を複雑な思いで見上げた。
/ 1590ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp