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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編


圭吾から大まかな状況を聞いた憲吾、
組織の話は一旦終わり目的地であるレストランへ向かっていた。
その間にも憲吾は以前宙と電話越しで話したことを思い出していた。


「……。」
(アイツも、ゆりのことは本気だ。
だからゆりの為に組織の情報を渡してる……
自分の身が危険に晒されるかもしれないのにアイツは……)


憲吾にとって宙は本当のライバルと言い合える奴なのではないかと思えてきた。


「……。」
(アイツもゆりを救いたいって思ってるなら
俺も何かしたい、ゆりのために……けど、

俺にも監視の目はある……もしかしたら、
組織に警察と関わりがあるって知れたらお互いどうなるか……)


「……憲吾も、東郷宙くんのことはよく知ってるの?」

「ぇ……」

「いや、ゆりちゃんはその彼を通して情報を得てるからさ……
それに代替試合の対戦相手だったんだろ?」

「……アイツは、割とゆりに本気なのは知ってる。
だから……組織の情報を渡してるんじゃないか?」

「……辛くない?
いくらゆりちゃんが好きな相手じゃないとはいえ
彼が今のゆりちゃんの彼氏だなんて……」

「……けど、組織のことを解決するためにはその方法が一番なんだろ?
……アイツは、組織の頭に比べればゆりを大事に扱ってくれる。
……だから、今はゆりを信じるって決めてんだ……」

「っ憲吾……」


こうして話してるうちに車は紫鶴地域に入った。
どうやら目的地のお店は目の前にある小高い丘の上にあるようだ。


「お店の名前はIRODORIっていうんだ。
名前の通り色とりどりの料理を扱ってるからその名前をつけたみたいだよ。」

「……。」
(ここが、ゆりの育った街なのか……)


憲吾は窓から見えるゆりの育った街を見た。
大都会東京の中にある街とはいえ穏やかそうな街という印象を受けた。


「お店、この地域では有名なお店みたいだからもしかしたらゆりちゃんや
その家族の人たちも行ったことあるのかもね。
色々落ち着いて、ゆりちゃんと元の関係に戻ったら色々話してみなよ。」

「っ……あぁ、そうだな……」
(けど、俺らは前みたいな関係に戻れんのか?
アイツは言ってた、そんな甘くねぇって……)
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