第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編
「っ千鶴……急にどうしたの?
千鶴が謝ることなんて何も……」
理解が追いつかないゆり、ゆりはどうすればいいか立っていると
千鶴は言葉を続けた。
「東郷宙さんのこと、私が来海に言っちゃって……」
「っ……そんなこと?
そんなことで謝らなくても……それに、グループのことを考えるなら
リーダーに報告するのは間違ってないよ……だから、
千鶴が謝ることなんて何も……」
「でもゆりちゃん、結構来海ちゃんに言われたんでしょ?
……来海ちゃんも、そのことについて少し言い過ぎたかもって言ってて……」
「っ……」
千鶴から話を聞いたであろう愛美も気まずそうに言葉を発した。
ゆりが何も言えずその場に立っていると……
「……ゆりちゃん、少しだけ時間大丈夫?
食堂誰もいないし端の席で少し話そうよ……」
「っ……うん、わかった……」
ゆりは愛美に言われるがまま食堂のテーブル席に座ることにした。
3人は一番奥の端のテーブル席に座りゆりは2人と向かい合う形で座った。
「……それで、話って?」
「来海に報告したことで、ゆりに辛い思いさせたことは本当にごめんなさい。
でも……来海の言い分は合ってないこともない……」
「うん、そうだね……昨日来海から言われた事は全部本当だと思うよ……」
「……東郷さんのことで、
昨日メンバー全員来海ちゃんに呼び出されたんだ……ゆりちゃんのこと、
どう思ってるかって……」
「っ……そ、なんだ……」
「私たちにも、
ゆりちゃんが何を考えてるのかわからないのが正直なところ……
正直、ゆりちゃんが憲吾さんって人以外を好きになることが信じられなくて……」
「っ……」
「ゆり……貴女が中途半端なことをしないってことは理解してるつもりよ……
だからお願い、本当のことを話してほしいの……。」
「っ……」
ゆりは2人の言葉に顔を俯かせた。
「っゆりちゃん……!お願いだから本当のこと言って?
じゃないと本当に……
来海ちゃんはゆりちゃんを合同レッスンに参加させないつもりだよ?」
「っ……」