第1章 始まりの章
そして大泣きする炭治郎が
落ち着いた頃、
そっと小屋から絢迦を顔をだす。
『初めまして、炭治郎君!
霄伽絢迦と申します』
「っ!?あっすみません!
竈門炭治郎と言います!
禰豆子の兄です!よろしくお願いします!」
突然の絢迦の登場に動揺
しながらも自己紹介する
「絢迦は、目覚めた禰豆子の世話を
してくれていてな。鬼殺隊の先輩でもある」
「そうなんですか。ありがとうございました!
って、えぇー!?(そーいえば冨岡さんと
同じ隊服だ!こんなに綺麗な人が!!)」
『先輩だなんて、そんな。
こちらこそよろしくお願いしますね』
微笑みながら炭治郎に手を差し出す
「は、はい///」
「(今の笑顔にやられておるな…
先が思いやられるのぉ)」
心の中で思いながらも弟子の淡いトキメキを
見守っていた鱗滝だった
『炭治郎君が帰ってきたから
今日はお祝いですね!
腕をふるいましょうかね』
「あっ!俺も手伝います!!」
『炭治郎君は帰ったばかりなので
ゆっくり休んでてください!
鱗滝さんにつもる話もあるでしょうし』
炭治郎をゆっくり座らせると
台所に消えてゆくー
「絢迦も言っておる。
お前は身体を休めなさい」
「はい、わかりました…」
師である鱗滝にも言われ
もう何もいえない炭治郎だった
『はーい、できましたよ〜!
炭治郎くんのお口に合えばいいけど』
「ありがとうございます!
わぁ〜美味しそうですね〜」
『良かった、それじゃあ…』
「「『いただきます!!」」』
その日の晩ご飯は普段より少し
豪華な食事が並べられ
炭治郎の帰還を大いに喜んだ