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鬼滅の心得 【鬼滅の刃】

第1章 始まりの章



禰豆子が目覚めて早1週間
すっかり絢迦に懐いた禰豆子は
室内にいる時に側を離れる事はなかった

『禰豆子ちゃんは甘えん坊ね〜』

「あうーー」

膝枕をしてあげながら
頭を撫でると気持ちよさそうに目をつむる

「最終選抜が終わって
そろそろ帰って来る頃だが……」

『鱗滝さん…。
(炭治郎君、無事に帰ってきますように)』

鱗滝の弟子が最終選抜から
帰ってきていないのを知っている
絢迦は心の中で静かに祈るのだった





その頃、渦中の人物
炭治郎は最終選抜を無事に終え
鱗滝、禰豆子の元へ帰る為に山をこえていた


「… はぁ……はぁ…」

疲労の為か息をきらし
杖を支えにしながら進んでいく

「(着いた、鱗滝さん…禰豆子…)」

狭霧山に着いたのは
日も暮れ出した頃ー…

       ドガッ

小屋の前にきた炭治郎の前に
扉が派手に吹っ飛ぶ

「!!!?」

驚く炭治郎の前には
元気に歩く禰豆子の姿

「あーーーーーっ
禰豆子ォ!お前、起きたのかっ!!」
.
「!」

炭治郎の声に気づいた禰豆子が
こちらに走って抱きつくと

「わーーーっ、なんで急にねるんだよ
ずっと起きないでさぁ」

大号泣し抱き返していると
そんな2人の上から鱗滝が抱きついてくる

「よく生きて戻った」

そんな鱗滝の目にも大粒の涙が
流れていたー


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